人に七癖、食事に八癖

20数年も生きていると知らず知らずのうちに習慣となってしまったものが沢山あるが、こと食事中においては”Myルール”が多いように思う。人から指摘されて気づいたものも含めて、メシの流儀を主張したい。

 

 

 

①ミルクレープは平行に

茶店に寄るとかなりの頻度で頼むミルクレープだが、これを層に対して垂直にフォークを下ろしてしまうとわずか2~3口ほどで食べ終わってしまう。なんともったいないことだろう。だが、層に対して平行にめくりながら食べることで、なんと軽く1時間は粘れてしまう。幸せなひと時を長く堪能できるというわけだ。信じる者は足をすくわれるとも言うので、騙されたと思ってぜひ試してみてほしい。ちなみにバウムクーヘンにも応用可能。

ミル・クレープ - Wikipedia

↑ミルクレープを知らない人向けの画像(筆者は最近までミルフィーユと呼んでしまっていた)

 

②羽川的味覚

要は素材の味を重視する派ということだが、筆者はサラダにドレッシングの類はかけず、鍋に味ぽんはかけないし、冷奴にも醤油はかけない。もちろん嫌いなわけではないので、元からかかっている場合でも美味しく食している。

ここで「物語」シリーズに登場する戦場ヶ原ひたぎさんと羽川翼さんの会話を引用する。

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(ひ)お寿司に醤油は?
(翼)つけない
(ひ)天ぷらにつゆは?
(翼)つけない
(ひ)ヨーグルトにグラニュー糖は?
(翼)入れない
(ひ)ハンバーグやオムレツにケチャップで文字を
(翼)書かない
(ひ)お好み焼きにソースは
(翼)ぬらない
(ひ)おにぎりに塩は
(翼)まぜない
(ひ)食後のコーヒー、お砂糖はおいくつ?
(翼)ブラックでお願いします

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あなたはいくつ当てはまった?(筆者は5/7)


③ラーメンとカレーは食べ終わるまで断水

ある意味、食事とは”闘い”である。職人が丹精込めて手がけた作品には私たちも真剣に向き合わなければならない。ましてや途中で水を挟み、口の中をリセットするなど言語道断である。というわけで、完食するまでは、スープを、カレールーを存分に味わうために断水を敢行している。あ、食前と食後は普通に飲む。

 

④パスタサラダ系は先に麺以外を処理

コンビニによく置いてある具と麺が分かれているタイプのスパサラ、おそらく混ぜることを意図していると思われるが、筆者は先に具を全部食べる。残ったメインとなる麺←lyric を噛みしめている時、「俺、サラダ成分摂ってんな~」という気分になる。前述の通り、ドレッシングは不要なので、空いたスペースに野菜を詰め込んでほしい。

 

⑤ゆで卵は黄身⇒白身の順

完熟している場合、白身>黄身であることは自明※なため、先に黄身を処理。たいてい、半分に切られていることが多いので、比較的くり抜きやすい。

※そもそも色合いのためにいる食材は、それ単体ではパワーが低がち。ゆで卵の黄身だけだと喉に詰まるだけだが、白身は佇まいこそ控え目ではあるものの、濃厚な味わい、それでいてなめらかな舌触りと”完全食材”の一つと言っても過言ではない。

 

⑥ポテトチップスは箸で

これは癖というよりもマナーの部類だが、ポテチはできる限り箸で食べたい。というのもポテチ=作業食であることが多いため、箸なしではキーボードやスマホ、コントローラーがぎとぎとになってしまう。子供のころはポテチの粉末(九州しょうゆ味)にまみれた親指をねぶる瞬間に幸せを感じていたが、僕たちはもう大人にならなければならない。

 

⑦豆状のものは箸で一粒ずつ

箸の器用さには自信があり、自慢するわけではないが何となしに一粒ずつ摘んでしまう。サラダのコーン、ポークビーンズビーンズ(④を組み合わせてビーンズから処理)など、たとえどんなに急いでいてもスプーンに甘えない。昔、「はねるのトびら」という番組で「回転SUSHI」というコーナーがあったが、そこに出演しても恥ずかしくないほどには華麗な箸捌きができる。決して自慢するわけではないが。

↑調べたら懐かしすぎて笑ってる


⑧定食は汁物スタート

昔テレビか何かで、『定食のごはん・主菜・副菜・汁物のどれから最初に手を付けるかであなたのモテ度が分かる!』といった旨の心理テストがあり、「汁物」を選んだ人はモテ度90%という高い数値を示していた。今思うと意味不明すぎるが、当時思春期の筆者は完全に真に受け、事あるごとに味噌汁からすするオタクと化した。習慣とは怖いもので、今は汁物からスタートしないと落ち着かなくなってしまった。アオハルかよ

 

 

 

 

 

●おわりに

スプラトゥーン3楽しみすぎる